ガンの治療にかかる費用

病院に支払った治療に関する年間費用 初発時 47.8万円 再発時 60.1万円 各治療にかかる期間と治療に関する費用 抗がん剤治療 平均1.4年 平均58万円 ホルモン剤治療 平均3.3年 平均45.8万円 疼痛緩和療養費 平均105.6万円
出典:
メットライフ生命調べ「がんに関するインターネット調査(2023年5月)」より
  • 調査対象者は「がん罹患者・がん罹患経験者」
  • 当アンケートにおける「病院に支払った費用」とは、入院費・手術費・通院費・診察費・薬剤費・材料費・差額ベッド代などをいいます。公的医療保険制度の保険給付の対象となった費用は高額療養費制度を利用した後の自己負担の金額です。

在宅医療にかかる費用(*3)

在宅医療は診療内容や訪問回数によって、費用は異なります。
公的医療保険制度の保険給付の対象となり、高額療養費制度が適用されます。

末期の悪性腫瘍の患者が、週4回以上の訪問診療・訪問看護等を受けられた場合

1ヵ月あたりの費用の一例(3割負担の場合) 168,000円(*1)の場合→高額療養費制度の適用後 1ヵ月あたり 約83,000円(*2)
出典:
厚生労働省のホームページをもとにメットライフ生命にて作成
  • *1
    「在宅がん医療総合診療料(病床がある医療機関かつ処方せん交付なし)」を4週間算定した場合
  • *2
    70歳未満・年収約370万円〜約770万円(標準報酬月額28万円〜50万円)の場合

緩和ケア病棟にかかる費用(*3)

緩和ケア病棟に入院となる場合は、公的医療保険制度の保険給付の対象となり、医療費は定額です。3割負担であれば、1日の自己負担額は15,321円になります。

出典:
厚生労働省のホームページをもとにメットライフ生命にて作成
  • 「緩和ケア病棟入院料」が1日あたり51,070円の場合、3割負担であれば51,070円×0.3=15,321円
  • 一定の施設基準を満たす医療機関で、30日以内の入院をされた場合。食費や差額ベッド代は別途かかります。
  • *3
    2023年8月時点の制度にもとづく情報であり、制度の改正があった場合はこの限りではありません。最新の情報や詳細については、厚生労働省のホームページをご確認ください。

病期(ステージ)が上がるにつれ、治療費は増加します。

病期別(ステージ別)のガンの治療に要した年間費用の平均

ステージ0 25.9万円 ステージI 35.6万円 ステージII 52.9万円 ステージIII 64.0万円 ステージIV 80.9万円 ステージ0とステージIVでは約3倍の差
出典:
メットライフ生命調べ「がんに関するインターネット調査(2023年5月)」(回答者数:2,207人)
  • 調査対象者は「がん罹患者・がん罹患経験者」
  • 初発時のみ

年間でみると病院以外に支払う費用も高額になります。

初発時よりも再発・転移時のほうが高額となる傾向があります。
ガン診断特約は、初発時、再発・転移時いずれの場合も同額のまとまった給付金が受け取れますので安心です。

病院以外の支払いにかかった年間費用の平均

初発時 26.4万円 再発・転移時 48.7万円
出典:
メットライフ生命調べ「がんに関するインターネット調査(2023年5月)」(初発時 回答者数:2,207人、再発・転移時 回答者数:839人)
  • 調査対象者は「がん罹患者・がん罹患経験者」
技術名 適応症 先進医療費用
重粒子線治療 肺・縦隔腫瘍など 約316.3万円
陽子線治療 肺・縦隔腫瘍など 約269.3万円
テモゾロミド用量強化療法 膠芽腫 約79.6万円
細胞診検体を用いた遺伝子検査 肺がん 約7.8万円
出典:
厚生労働省「令和4年6月30日時点における先進医療に係る費用」より作成
  • 先進医療については定期的に評価が行われており、対象となる技術および適応症は将来変更される場合があります。
  • 先進医療費用は、先進医療総額を年間実施件数で除して算出(千円未満を四捨五入)しています。また、保険導入された適応症による実施が含まれていることがあります。
  • 最新の情報は、厚生労働省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/)内の「先進医療の概要について」をご参照ください。

一時的に立て替える費用の準備が不要になります。

メットライフ生命 直接支払い 医療機関
  • 契約内容により、当サービスのお取り扱いができない場合があります。
  • このサービスは2023年8月現在のものであり、将来予告なく変更または中止されることがあります。
  • ご利用にあたって、当サービス利用に関する医療機関の同意が必要になります。
  • 先進医療を受療される前に、書類提出などの手続きが必要になります。
自由治療を提案された方の割合 19.8% 自由治療を受療された方の割合 11.7%
出典:
メットライフ生命調べ「がんに関するインターネット調査(2023年5月)」(回答者数:2,207人)
  • 調査対象者は「がん罹患者・がん罹患経験者」

ガンの治療技術は日々進歩していますが、最新の治療の中には公的医療保険制度の保険給付の対象とならないものもあり、費用が高額になる場合があります。
ガン先進医療特約ガン自由診療特約を組み合わせることによって、自己負担費用を気にすることなく、治療の選択肢を広げることができます。

ガン治療の自己負担と特約の保障の対象

※6歳以上70歳未満の場合 治療(療養)に付随する診察・検査・入院などにかかる費用 公的医療保険制度の保険給付の対象となる治療の場合 3割負担 先進医療の場合 3割負担 評価療養(除く先進医療)の場合 3割負担 患者申出療養の場合 3割負担 自由診療の場合 全額自己負担(ガン自由診療特約の保障の対象です) 治療(療養)そのものにかかる費用 公的医療保険制度の保険給付の対象となる治療の場合 3割負担 先進医療の場合 全額自己負担(ガン先進医療特約の保障の対象です) 評価療養(除く先進医療)の場合 全額自己負担(ガン自由診療特約の保障の対象です) 患者申出療養の場合 全額自己負担(ガン自由診療特約の保障の対象です) 自由診療の場合 全額自己負担(ガン自由診療特約の保障の対象です)
先進医療 公的医療保険制度に基づく評価療養のうち、厚生労働大臣が定める医療技術で、技術ごとに施設基準に適合する病院または診療所において行われるものをいいます。保険診療との併用が認められていますが、先進医療にかかわる費用は自己負担となります。 ※先進医療を受けるには適応症などの要件があり、医師が必要性と合理性を認めた場合に行われます。先進医療を実施している医療機関は限定されています。 評価療養 将来的に、公的医療保険制度における保険給付の対象とすべきものであるか否かについて、適正な医療の効率的な提供を図る観点から評価を行うことが必要な療養*をいいます。保険診療との併用が認められていますが、評価療養にかかわる費用は自己負担となります。 *厚生労働大臣が定める施設基準に適合する病院または診療所において行われるもの、または厚生労働大臣が定める条件および期間の範囲内で病院または診療所において行われるものに限ります。 患者申出療養 公的医療保険制度に基づき、厚生労働大臣が定める患者申出療養*をいいます。保険診療との併用が認められていますが、患者申出療養にかかわる費用は自己負担となります。 *厚生労働大臣が定める施設基準に適合する病院または診療所であって、当該療養を適切に実施できるものとして厚生労働大臣に個別に認められたものにおいて行われるものに限ります。 自由診療 公的医療保険制度における保険給付の対象とならない療養*をいい、自由診療にかかる費用は患者の全額自己負担となります。 *公的医療保険制度における患者申出療養および評価療養は除きます。
  • 患者申出療養、評価療養(先進医療を含む)についての最新の情報は厚生労働省のホームページをご参照ください。

初めてガンに罹患された方の6割以上が、通院治療をされています。

交通費や外出時の食費等の自己負担分の備えが必要です。

ガン初発時の入院・通院状況(出典1) 通院治療をされた方 64.6%(入院と通院 52.4%、通院での治療のみ 12.2%) 入院での治療のみ 33.9% わからない、覚えていない 答えたくない 1.5% ガン初発時の定期的な通院年数(出典2) 平均2.4年(n=2,207)
出典1:
メットライフ生命調べ「特定疾病に関するインターネット調査(2021年11月)」。
  • 初発時のみ。治療が終わった後の経過観察は除く。
  • 調査対象者は「がん罹患者・がん罹患経験者」。
出典2:
メットライフ生命調べ「がんに関するインターネット調査(2023年5月)」。
  • 調査対象者は「がん罹患者・がん罹患経験者」。
  • 初発時のみ。

入院が長引く場合もあります。

入院は短期化傾向にあるといっても、ガンができた部位やステージ(病期)、治療法などによって入院期間が異なり、長期になる場合もあります。
入院時、部屋にご希望がある場合は差額ベッド代が全額自己負担となるため、費用の準備が必要です。

退院患者の平均在院日数(出典1)

白血病 33.2日 胃の悪性新生物 22.3日 結腸及び直腸の悪性新生物 16.4日 気管、気管支及び肺の悪性新生物 21.1日 肝及び肝内胆管の悪性新生物 20.8日 良性新生物及びその他の新生物 10.2日

1日の差額ベッド代(出典2)

1日の差額ベッド代 平均6,620円 1人部屋 8,322円 2人部屋 3,101円 3人部屋 2,826円 4人部屋 2,705円 4人部屋でも費用がかかります
出典1:
厚生労働省「令和2年 患者調査」よりメットライフ生命にて作成。
出典2:
厚生労働省「第548回中央社会保険医療協議会総会 主な選定療養に係る報告状況(令和4年7月1日現在)」よりメットライフ生命にて作成。
  • 最新の情報は、出典元ホームページをご参照ください。

女性ガンも入院が長引く場合があります。

女性ガンで入院した場合、下記ガンの種類では18日未満の入院日数であることが分かります。
入院時、部屋にご希望がある場合は差額ベッド代が全額自己負担となるため、費用の準備が必要です。

退院患者の平均在院日数

乳房の悪性新生物 15.4日 子宮頚(部)の悪性新生物 17.7日 子宮体(部)の悪性新生物 9.1日 卵巣の悪性新生物 8.9日 乳房の良性新生物 2.9日 子宮頚(部)の上皮内癌 6日 卵巣の良性新生物 6.3日
出典:
厚生労働省「令和2年 患者調査」よりメットライフ生命にて作成。最新の情報は、出典元ホームページをご参照ください。

女性ガンの中で最も患者数が多いのは乳ガンです。

乳ガンの悪性新生物は20代後半から50代にかけて急激に増え、70歳代前半で最大になります。
乳房の切除手術をされた方で2割以上の方が乳房再建術を受けられています。

悪性新生物の種類別女性推計患者数(出典1)

乳ガンで乳房の切除手術をした方が一次再建手術(*)をされる割合(出典2) 約27%
出典1:
厚生労働省「令和2年 患者調査」よりメットライフ生命にて作成。最新の情報は、出典元ホームページをご参照ください。
出典2:
国立がん研究センター中央病院 乳腺外科ホームページ「2022年度診療実績」より
  • 乳がん切除と同時に再建まで行う方法です。

収入は約半数の人が減少、4割以上の人が貯蓄を切り崩しています。(出典1)

がん治療はご自身の生活だけでなく、ご家族の生活にも大きな影響を及ぼします。

がん罹患後の収入の状況 患者本人(N:425) 減った 49.4% 変わらない・増えた 49.9% 無回答 0.7% 経済的負担への対応 複数回答(N:535) 貯蓄を切り崩した 43.7% 食費等生活費を削った 16.8% 親戚や他人から金銭的援助を受けた(借金を含む) 9.0% 車、家、土地などを手放した、引っ越した 2.2% その他 9.0% 特に何もしていない 42.8% 無回答 2.1%

働き続けたい人は9割を超えるものの通院しながら働く人は5割以上です。(出典2)

がん治療は、働きながら治療できる時代になりましたが、今までどおり働くことが難しい場合もあります。

通院しながら働いている人(現在、通院中の人ベース、上皮内新生物も含む)(N:3,208) 53.6% 今後の就労意欲(N:1,719) 現在通院中かつ就労中の人ベース 働き方は同じで仕事を続けたい 78.2%(仕事を続けたい理由(N:1,646) 仕事を続けたい人ベース、複数回答 1.生計を維持するため(81.7%) 2.生きがいのため(35.3%) 3.治療費のため(28.6%)) 働き方を変えて仕事を続けたい 17.6% 仕事を辞めたい 3.7% その他 0.5%
出典1:
東京都福祉保健局「東京都がん医療等に係る実態調査結果(がん患者の就労等に関する実態調査)(平成31年3月)」よりメットライフ生命にて作成
出典2:
メットライフ生命調べ「特定疾病に関するインターネット調査(2021年11月)」より作成
調査対象者は「がん罹患者・がん罹患経験者」です。

H2309-0028